転職するまでの3ヶ月にやりたい10のこと

有給休暇の3ヶ月〜転職するまで、やりたいことをいくつ達成できるかチャレンジ・記録するブログです。

Day20 : 六本木へ

Day20。

 

今日は朝イチのキャンセル待ちで10時からの乗車をゲット。やはり平日の朝が狙い目なのだとわかる。

 

本日の教官の先生は、学科で感動の授業をしてくださったエド・はるみ先生!再会できて私はうれしい。個人指導していただけるなんて光栄です。

 

カルテを見てはるみ先生はすぐにイレギュラー点に気づく。

「今日でちょうど10時間目の乗車ですね。狭路走行が5時間目ですが、苦手でいらっしゃいますか?」と聞かれる。もっともな疑問。

 

「いいえ、実は狭路走行はまだS字1回とクランク1回しかやっていないんです。というのも、最初のウォーミングアップの外周・内周走行で課題が多くありまして、ほとんどの時間が狭路走行までたどり着かずに教習の50分が終了してしまう、というのが直近の5時間なんです。」と答える。

 

するとはるみ先生は、「わかりました。それでは今日は何としても狭路進行までクリアしましょう。ではまず、ウォーミングアップに内周外周周りましょう」と言って、ドライブスタート。

 

外周を1周したところはるみ先生は、「困りました。この速度では検定試験に通りません。低速も減点の対象になります。それでは本日の作戦を立てましょう」という。

 

はるみ先生の作戦は「すべての直線は時速30キロを出し、カーブは直前でスピードを落としてから、10キロ以上で曲がる」ということ。内心でそんなシンプルなことかい、と思いながら言われた通りに1周してみる。

 

と、不思議なことにカーブでのハンドル切りすぎ/少なすぎによるふらつきがなくなり、これまでで一番スムーズにコースを1周できた。これはどういうことか。

 

「速度が遅すぎる状態でカーブを曲がろうとすると、ハンドル操作をしてもタイヤは思ったようには反応して曲がってくれません。ある程度スピードに乗っているとタイヤの反応もいいんです。」と教えてくれる。なるほど、そういうことか。ありがとうはるみ先生。

 

その後はるみメソッドで内・外一周づつ走ると、これまで恐怖心がウソのようにスムーズに走れる。「本当に苦手でいらっしゃいますか?とてもお上手ですよ。」なんてニクいことを言ってくれる。大好きだ、はるみ先生。

 

そしてやっとメインの狭路走行へ。おもしろいことに、S字もクランクも一発でスルッと通れた。これはどうしたことか。先生は「とてもお上手ですよ。得意でいらっしゃるんでしょうかね。」という。

 

いや、そんなはずはない。単なるビギナーズラックだ。第一なぜこんなにスルッと行くのか自分の頭で理解が追いつかない。先生に「すみません。うまく通り抜けられたのですが、自分では全く理解・納得して動かしているわけではないんです。」と正直に言う。すると「わかりました。それではそれぞれの注意しなければいけない点だけ、私からお伝えしますので一緒に見ていきましょう。」と言ってポイント解説をしてくれる。

 

そのあと時間が許す限りコース内3箇所に設けられた狭路ポイントを走るがどれも驚くほどスムーズにできる。これはきっとエド・はるみマジックだ。

 

はるみ先生との教習は充実していたからか、あっという間に終わってしまった。凹みかけていた運転スピリットが少し立ち直ってきた。

 

今日の午後は前々職でお世話になった先輩と六本木で会う約束をしている。自宅マンションが六本木の泉ガーデンのすぐそばにある。最近育休から復帰したばかりで、まだ隔日で慣らし保育の最中で今日はお休みの日なのだそう。ママになった先輩とベイビーに会いに行く。

 

先輩とは約1年ぶりの再会。最後に会った時はまだベイビーがお腹にいた。泉ガーデンにある、ベビーカーも入れる広めのカフェで待ち合わせをする。2人でオンタイムに到着し再会を喜ぶ。ベイビー君もはじめまして。

 

キッシュプレートのランチを食べながら、ここ1年の出来事をキャッチアップする。新米ママのこの1年は身の回りでとんでもなくたくさんの新しい出来事や劇的な変化が起こっている。それに比べたら私の1年なんて”誤差”みたいなもんだ。私がトロトロしてる間にすっかりママが出来上がっている。

 

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ベイビー君は最初はお人形のようにおとなしくしていたが、30分くらいするとだんだんと本調子が出てきたのか、ベビーカーからテーブルを蹴ってピューっとバックスライドしたり、急に「うぉー!」と叫んだりする。すかさずママがビスケットを取り出すと開封する前から興奮してかぶりつく。

 

ランチを食べ終わったあと、外は寒かったのでベイビー君が暴れても大丈夫なように先輩のお家に行くことにした。泉ガーデンのすぐそばで、マンションの裏手には東京タワーがドン!とそびえるセレブロケーション。

 

先輩宅にお邪魔して、先輩がお茶やら何やら支度してくれている間にベイビー君とレゴで遊ぶ。今のベイビー君のお気に入りは、なんでも「はいどーぞ」と渡すことらしい。「はいどーぞ」「ありがとう」を50回くらい繰り返す。

 

そのルーティンに飽きると今度はレゴブロックを縦に高く積んでいく。ひとつ高く積むごとにこちらをチラッと見てドヤ顔をする。かわいい。

 

お茶が入ってテーブルに着くと、ベイビー君が私が座ったソファによじ登ってくる。ベイビー君の手がテーブルに伸びてくるたびに、ママが反射的にマグカップとティーポットを手でブロックする。ママと私がおしゃべりに夢中になると、「あそんでー」という感じでベイビー君が人差し指を私の鼻の穴に突っ込んでくる。ママ曰く、こんなに短時間で泣かずになついた客人は私が初めてらしい。ちょっと手荒いウェルカムだけど。

 

ベイビー君が静かになる奥の手のポテトチップをママが出す。けっこう堅揚げのしっかりしたチップスだけど、バリバリ音を立てて食べている。途中で食べるのも飽きたのか、今度は私の口にポテトチップスを近づけてきて”あ〜ん”とやってくる。「ありがと〜」と言って食べる。するとまた”あ〜ん”と来る。しかもけっこう力は強め、チップスは固めだから、口から的が外れると唇とか鼻に割れて鋭利になったチップスがブスブス刺さってくる。ベイビー君はこれが気に入ったのか、結局私はこの”あ〜ん”で、ポテトチップスを20枚くらい食べた。もうお腹いっぱい。ダイエット中なのに。

 

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ミルクを飲む姿がこれまたかわいい。息を整えるたびに「うぉーい」と言う。ビールを飲む仕事終わりのサラリーマンみたい。

 

先輩にベイビーにたっぷりエナジーをチャージしてもらった。また明日から私もがんばろう。

 

帰りは雨が降ってきてしまったのでスーパには寄れず。家にあるもので鳥南蛮そばになった。

 

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Day19 : 久しぶりの赤坂

Day18。

 

今日は自動車学校が休校日なので、朝から掃除、洗濯をする。布団や枕を日に当て、重いラグマットをベランダに干す。

 

すべての衣類を乾燥機で乾かせるものと今まで思い込んでいたが、冬物のウールや化繊のセーターとかは乾かせないものがあるのか。盲点だった。天気がいい今のうちに冬物衣類を水通しして干しておく。最近急に寒くなってきたので厚手のアウターもすぐに着ることになる予感。

 

クローゼットとベランダをちょこまか動き回って疲れたので一休み。先日の実家ふるさと便で送ってもらった洋梨を食べる。

 

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キッチンが洋梨特有の甘い甘い香りになる。香水にして毎日つけたいくらい。

一口食べると全身でジャンプして叫びたくなるほどおいしい。

おいしいなっしー!

育ててくれた農家の方にお礼状を送りたいくらいの美味しさ。夢に出てきそう。

 

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干していた衣類、寝具やマットなどを取り込んでランチをパパッと済ませて午後は赤坂に出かける。諸事情により最後にご挨拶を直接できなかった仕事でお世話になった方にお礼を言いに行く。

 

赤坂は普段あまり来ることがないので未開拓ゾーン。テレビ局があるからメディア関係者が多いんだろうな。

 

改めてお世話になった方に退職の報告とこれまでのお礼を言う。私自身はたくさんのことを学ばせてもらったのにその方のお仕事に私自身のお仕事で貢献することができなかったのがとても残念。まだまだ力不足だったんだと思う。今後何か仕事でご一緒するチャンスがあるのだろうか?まったく先のことはわからないが、そんな素敵なチャンスがあったら今度こそ仕事で貢献したいと思う。

 

赤坂を出た後は、天気も良かったので青山方面まで歩く。赤坂から乃木坂へ向かう途中にレトロな白壁にブルーのパラソル風の窓飾りがあるビルの前を通る。フレンチレストランかなーと思いながらよーくそのパラソルに書かれている文字を見てみると、

 

Johnny's and Associates ....

 

ん?どこかで聞いたことあるような、ジョニーズ? ジョニー?... あ!!

ジャニーズ!ジャニーズ事務所?へ!これが?

噂のジャニーズ事務所は赤坂・乃木坂間にあるのか、お初にお目にかかります。べつにここにタレントがいるわけじゃないんだ?ファンらしき人もいないし、ビル周辺と外から見えるガラスドアの向こうにも人の気配がまったくない。確かにここに嵐がいたらパニックか。それにしても随分ひっそりしている印象。

 

青山から電車に乗って家路につく。途中スーパーで夕食の食材を買う。

本日の夕食は、

 

アスパラ、エリンギ、ベーコンのバター醤油炒め。

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小松菜のツナぽん酢和え。の予定だったが、帰宅してから私が買ったのはチンゲン菜だったことに気づく。でも美味しかったので結果オーライ。

 

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明日は朝イチからキャンセル待ちで自動車学校に行くので早めに就寝する。

 

 

Day18 : アップダウンあり

Day18. 日曜日。

朝イチでキャンセル待ちを狙って自動車学校に向かう。朝イチ9時は外れたが、15時だったら予約が取れると言われる。日曜日は閉校が早いので、朝イチでキャンセル待ちをリストから当てはめていくらしい。

 

朝から自転車を漕いで疲れたので、こっそりマックに寄って旦那さんに内緒で”ひとり朝マック”を食べる。コーヒーでマック独特のトランス脂肪酸のにおいを消して帰宅する。

 

旦那さんがサッカーとかジムに行く時に使う新しい大きなバックが欲しいそうで、池袋に一緒に見に来て欲しいと言う。いい天気だからダイエットも兼ねて自転車で行こうよ、と言うので池袋まで自転車で出かける。

 

我が家から池袋までは自転車で20分弱くらい。私がいると30分はかかる。途中で緩やかな上り坂が続くので結構きつい。季節外れの真夏みたいな暑さもあって、池袋に着く頃にはかなりヘトヘトになる。

 

旦那さんが欲しいバッグは、North Faceのヒューズボックスという四角い30リットルの大容量があるリュックサックタイプのバッグ。最近たまにクリエイティブ系男子や、部活で荷物が多いであろうスポーツキッズが背負っているのを見かける。旦那さんはシューズ、ウエア、タオルなどをまとめて入れたいらしい。

 

私よりも用意周到な旦那さんは来店前に実際に店舗に電話をして意中のバックがあるかどうか事前に確認していて、売り場に着くなり「さっき電話で問い合わせをした者ですが」とレジの店員さんに聞きに行く。さすが仕事が早い。

 

店員さんがあらかじめ同じ型のもので、色・柄バリエーションが違うものを出して並べておいてくれたらしく、ずらっとバッグが並んでいた。わお、なんだこの連携プレー。

 

旦那さんの意思は黒で固まっているらしい。背負ってみたり、いっぱいあるベルトの長さを調節したりして最終確認をしている。「どう?」と聞くので「私は青がいいと思う」と言う。「じゃあ迷彩柄は?」と聞くので、「青がいいと思うよ」と答える。

 

その後、長々となぜ黒が良いかの理由を述べてきたので面倒になり「私は青の方がいいと思うけど、自分の好きなものにすればいいじゃない」と言って、結局黒をお買い上げ。まあだいたい誰でも「これどう?」って聞く時は本当にこっちの意見なんて求めてない。答えは「いいね」が正解。

 

旦那さんはレジで袋には入れてもらわず、すべてのタグを切ってもらってそのまま背負って帰るという。上機嫌で「荷物ここに全部入れなよ」と私の荷物を全部持ってくれる。まあ、持ってくれるならそれでいいか。

 

お店を出るとちょうどランチの時間。旦那さんが「あなたのパパからもらったバーガーキングの無料の券があるから、ハンバーガー食べよう」と言う。ゔぇー... 私、朝にこっそり朝マック食べちゃったよ。しかもなんでそんな無料券をうちのパパが旦那さんにあげてるのよ。共同購入?それとも株主優待券?私は冷たいざるそばとかが食べたいよ。

 

とはいえ、ひとりで朝マックしたことは内緒なので仕方なく2連チャンのハンバーガーを食べることに。また自転車こがないといけないのに胃が重い。

 

重い胃で再び自転車をこいで帰宅する。もう足が疲労でガクガクしている。旦那さんは午後からサッカーの試合に出かける。早速買ったばかりのバッグに持ち物を詰めている。私は実技教習に自動車学校に出かける。

 

ちなみに旦那さんのNewバッグはこれ。

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私の今日の実技の教官の先生は、以前学科の授業でお世話になったどこの地方かの訛りの強い若い女性の先生。相変わらずイントネーションがちょいちょい気になる。

 

今日の課題は狭路走行の練習。これまで何度も狭路走行以前に外周を走っただけでNGが出るので未だにちゃんとした狭路走行の練習にまでたどりつけていない。

 

今回もまずは外周・内周を走ってみる。そして、この内周を走っているときに、一番やってはいけないことをやってしまう。ブレーキとアクセルの踏み間違いだ。先生が助手席のブレーキで止めてくれなかったら完全に事故っていた。今思い出しても怖い。

先生は「わかりましたわかりましたわかりましたー。はい、ハンドルもペダルも離してー、1回駐車場入りますよー。」と言って停車スペースに向かう。先生が内心で「この人、無理無理無理無理、危険危険危険、ダメダメダメダメ。」と言っているのが感じ取れる。まずは停車スペースで足の置き場の基本的なお話を復習。

 

先生「走行中の右足は常にどこに置きますか?」

私「ブレーキペダルです」(今の危険体験を思えばこれが正解でしょう)

先生「違います。アクセルペダルです。」

私「(え!さっきの私みたいにとっさにアクセル踏んだら危ないでしょ。)」

 

先生「常に右足はアクセルです。止まるときだけブレーキに足を移動させます。」

私「そうするとさっきみたいにとっさに踏むと危ないですよね?」

先生「それでも右足が常にアクセルにある、ということを頭に刷り込んでください。で、とっさに止まるときは、そのいつもの定位置のアクセルではない方を踏む、と頭と体で覚えてください。」

 

停車スペースで前後のアクセル→ブレーキを練習して落ち着いた後、もう一度外周に出る。もう今日は狭路走行なんてやっている場合ではない。

 

とはいえ、さっきの踏み間違いの恐怖体験があるので運転は超ビビリモードになる。低速な上にすぐブレーキを踏んでしまう。先生がとなりで何かを話しだすと怖くて超低速になり、止まってしまう。先生は「ダメ、止まらないー!!なんでも止まれというものじゃないです。後ろから突っ込まれますよ、周りも混乱します。絶対直線で止まったらダメです!」もう今日はこうなってしまった以上はビビってしまって平常心では運転できない。だんだん運転が不安になってきた...。今日は完全に凹みモードだ。

 

教習が終わると先生がカルテの申し送り事項に入念に色々と書き込んでいる。普段あまり使われることがないのであろう小さな申し送り事項欄はもうパンパンになっている。

 

ぐったりして帰宅する。朝、昼とハンバーガーだったのでちゃんとしたものが食べたくなる。とはいえ買い物に行く元気もなかったのでありもので食事を作る。いつもの和定食になった。でも今はこれが一番胃が喜ぶ。

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ココロもカラダもアップダウンの激しい1日だった。

Day17 : バタバタと

Day17は週末の土曜日。

 

毎日おやすみ状態なこの頃はあまり平日休日が関係ない。土曜も朝8時に起床して自動車学校へ向かう。とにかく慣れるためにも感覚を空けずに毎日自動車に乗ったほうがいい。土曜の朝イチは普通世間一般は前日に夜遅くまで飲んだり遊んだりしてキャンセルが続出だろうと予想してキャンセル待ち乗車を狙って学校にいってみたが、朝イチから待合ラウンジは大混雑。キャンセルリストに名前を書き込むとすでに自分の前に8人もいる。うそでしょ。

 

これは午前中に回ってくることはないから午後に出直そう。せっかく早起きしたので駅前のパン屋さんに行く。サンドイッチやお惣菜パン、スイーツ系のパンを買って帰宅。カフェオレをいれて旦那さんと2人で朝ごはんを食べる。なんて素敵なSaturday Morningなんでしょ。

 

洗濯機を回している間に、撮り溜めしておいたドラマを見る。今クールはガッキーが出ているドラマがおもしろい。そしてガッキーがなによりかわいい。

 

パンでお腹がいっぱいだったので、昼ごはんはパスして再度自動車学校へ向かう。やっとキャンセル待ちの順番が回ってきたので午後イチで技能教習を受ける。

 

今回の教官はベテラン風の中年男性の先生。マスクをしているので特徴がつかめない。まずはさっと私のカルテを見て何か話そうとして、ん?と言ってカルテを二度見する。

 

「えっーっと、これまで8時間乗車してるんですね。えーっとぉ...。」

言いたいことはわかる。"8時間乗ってる割には進捗率悪いね"でしょ。

 

まずはコースを1周して様子を見る。そして「えぇ、はいはい、わかりましたわかりました。ハンドルの戻し方のタイミングと切り方が合ってませんね」と言われる。カーブを曲がった後、ハンドルを戻すタイミングをカーブを回り切る前からもっと早く戻し始めて、猛スピードでパタパタとハンドルを戻さない、ということが必要とのこと。

 

カーブの度に「はいー、もう戻し始めるー!おそーい!」と言われる。結局これだけのために外周内周をぐるぐるし、本来教習内容の狭路進行の練習はできずに終了。カルテの申し送り事項には一言、”延長”と記載される。

 

午後はストレス解消に最近御用達の区の体育館のトレーニングルームに行く。旦那さんが5km、私は2kmをトレッドミルで走る。その後それぞれにパーツを鍛えるトレーニングをして終了。土曜の午後は10台くらいあるトレッドミルも全部埋まるほど混んでいる。

 

ちょうど早めの夕食の時間だったのでラーメンを食べて帰る。トレーニングをしてラーメンを食べたらせっかく消費したカロリーも無意味。頭ではわかっているが、どうしても食欲には勝てない。まだダイエットは諦めていない。 

 

 

Day16 : 神と会う

Day 16。

 

今日は朝イチと午後に実技教習が入っている。

 

朝イチの実技の教官の先生は、見るからに口数が少なくてどちらかというと無愛想そうな中年の男性教官。正直、第一印象は「あ、こういう感じの人、苦手だなー」という感じ。不必要に無駄に笑わない、職人的雰囲気の人。

 

Butしかし、この先生が神様だった。

まずはコースを内周外周1回ずつ回り、先生が私の問題点を観察・分析する。やはり、前回と同様に

1)ブレーキが強い

2)カーブでのハンドルの切り具合が危ない

3)自分の車線の真ん中を走っていない(主に左回り)

という問題を先生も指摘。

 

さて、この前の広告営業マン先生と違うのはここからだ。

まず、1)のブレーキが強い点については、「座った時のペダルまでの距離が合ってませんね。もう少し後ろにしてみましょう」と言われる。「あなたの場合ハンドルの位置も一番低くしてしまって大丈夫でしょう。」

 

座席回りを調整したところでコースを1周してみる。すると、今までのガツンブレーキがウソのようにソフトタッチでスーッと止まれるようになった。座席を後ろにしたことで、ブレーキペダルもアクセルペダルも両方とも足の角度が力が入りすぎずに”ちょこん”、とタッチでコントロールできるようになった。すごい!

 

そしてまた停車して、今度は2)のハンドルの切りすぎ問題について。「ハンドルを半周して手を交差させて持ち変える時の上の手が遠くを掴みすぎです。こぶし2つ分くらいで十分です。カーブの際には半周+半周切って持ち替えた時の10時10分のハンドルの状態で、切るのが少なければ多めに、切りすぎたら少し戻すという微調整をします。”少なくても切らなければいけない角度”+”微調整角度”、この2つだけと考えれば大丈夫です。」と、先生。停車のまま練習をした後もう1周してみる。すごい!カーブが慌てずにスムーズに曲がれるようになった。

 

最後の3)車線の真ん中を走れない問題は、「あなたが真ん中でいいんです」と一言。

へ?本当に?「タイヤがどのへんとか考えなくても大丈夫です。ここという位置を決めてないからどこに行こうかフラフラします。運転はキープレフトが原則なので、運転席のあなたが真ん中という感覚で進めば、真ん中よりほんの少し左よりの、一番安全なポジションになります。」と先生。なんという説得力だ。

 

神様先生は、さらっとこれまでの技能教習の課題点を全て解決に導いてくれた。すごすぎる。先生は無駄なことは一切喋らない。他の先生の中には、絶えず「いーですよいーですよー、はーい、カーブ、からの〜、はい一時停止、はーーーーい、ストップーー。」とコース全てを解説したり、「早い!」とか「切りすぎ!」とか「ストップ!」とか大声で叫んでる人も多いが(まあ、私の運転が下手なのが原因なのだけど)、神先生は無駄なことは一切話さず、落ち着いていて物静かだ。たまに口を開くとドンピシャで的確なことを端的に話すのみ。なんて男らしいんだ、頼りになるんだ、惚れてまうやろ。

 

この後、神先生は新たに坂道発進と、急斜面の下り方について教えてくれる。教え方にも一切無駄がない。今目の前ですることのみを鮮やかに端的に話してくれる。なんでこんなにも、言うことがスーッと頭に入ってくるのか不思議だ。他の先生だとこうはいかない。

 

そして、何か間違いをしても、執拗に「あれあれ?今、何が悪かったか自分でわかります〜?」みたいな焦りをさらに加速させるようなことはしない。

 

一度、坂道発進から下り坂を終えて外周に出ようとした時に、ミラーで左右を確認すると、ミラーの左隅の視界に車がいる。比較的近くにいるので過ぎるのを待つ。が、一向に視界からいなくならない。でも左右確認で視界に他の車がいるのであれば発進は禁止が原則だ。行き過ぎるのを待つ。とはいえ、なかなかいなくならない。無口な神先生も一緒に待つ。長い沈黙だ。

 

すると神様が一言。

 

「ミラーに写ってるのは、あなたの車ですね。」

 

きゃー??そうなのー?やだもぉ〜!、超ハズカシイ...。

 

こんな時も神先生は顔色ひとつ変えずに先を進める。「他に車はいないので発進しましょう。」と。一人で恥ずかしさ爆発だ。

 

教習車の駐車場に戻ったところで神様先生との教習は終了。前日まで基本的にコースをぐるぐるしてるだけでもダメダメだったので、ちょっと内心凹みかけていた。本当にありがとう神様。

 

午後は、2コマ目の教習まで時間があったので、学科の自主練習問題を解いて勉強する。パソコンで過去問が練習し放題なのがすばらしい。50問中45問で合格の○×方式。はじめての挑戦で38問正解。合格にはかなり遠い。授業に出ただけじゃだめなのね、ちゃんと勉強しないと。特に標識・表示関連が弱い。しっかり復習して頭に入れなくては。

 

本日2回目の実技教習の先生は、先日実技を見てもらった、明るく陽気なキンタロー先生だ。「あらあら、またお会いしましたねー。」と明るく乗車してくる。

 

内心、「キンタロー先生、今日の私は前回よりかなり成長したからね。なにせ今日は神様に会ったから。」と思う。

 

今日のキンタロー先生との教習課題はバックと狭路走行。バックはどうしても決められたポールの位置に止められない。運転席から見えるポールまでの距離がうまくつかめない。言われた通りのミラーと目視での確認をしていても、実際の停止位置との距離感が頭の中でうまく繋がらない。これがもしも我が家の車庫だったとしたら、完全に家の壁にぶつかりお風呂場が破壊されることになる。これはよくない。

 

狭路走行はS字カーブとクランク。まずは進入角度のセンスがない。真ん中に入れずそこからハンドルを切ろうとするから外側に当たったり内側に当たったり、乗り上げたり。

 

残念ながら神から教え受けたドライビングテクニックをキンタロー先生には披露できずに50分の教習が終了した。カルテの申し送り事項には"脱輪多し"と記載されていた。

 

夜は昔からお世話になっている整体の先生のところに行く。仕事のストレスは無くなったはずなのに足も肩も目も凝ってるらしい。きっと毎日運転で緊張してるからかしら。

 

たっぷり60分ほぐしてもらったのでぐっすり眠れる。

 

Day15 : ガツンが止まらない

Day15。

今日は学科1コマ、技能2コマの自動車学校Day。

 

学科の授業は朝10時から。これが第一段階10コマのうちの最後の学科授業。これからあとは技能を12時間乗り終わるまでに復習して第一段階の試験も受けなければいけないので、運転ばっかりに頭をとられてはいられない。

 

最後の学科授業にはまた新たなキャラの先生が登場。10人中10人は絶対に”エド・はるみ”、と言うにちがいない上品かつ破壊力がある感じの女性の先生。この自動車学校は多彩なキャラクターの講師の先生方が本当に素晴らしい。

 

エド・はるみ先生は、生徒のことを”みなさま”と言う。

「みなさま、ここに花マル赤線を引いていただけますでしょうか!」

「さあ、みなさまが試験で落とされるポイントはここです!」

「さあ、みなさま、この標識の意味は覚えていらっしゃるでしょうか?」

学校だけれども、サービスを提供しているという精神を忘れない素晴らしい姿勢がみえる。

 

また、先生自身の経験談やちょっとしたトリビアも面白おかしく放り込んでくる。

「私が担当した生徒さまの中で、最高齢は何歳だと思いますでしょうか?」

(ほう、まあ、70歳くらいか?)

「正解は、なんと御年91歳のご婦人でございます!和服でご来校されました。」

ひぇー、そりゃすごい。

 

「一般道の法定速度は60km/hですが、関東では特例の道路が2つあります。ご存知でいらっしゃいますでしょうか?」

(みんな横に首を振る)

「栃木県にある119号線と、408号線です。ここだけが特例で法定速度が80km/hでございます。わたくしも経験のため先日走ってまいりました。」

ほう、このトリビアは早く家に帰ってドヤ顔で旦那さんに出題したい。

 

最後2分ほどを残して講義内容を終了したエド・はるみ先生は、最後に生徒に質問をする。

 

「みなさまは、アイサイトのような自動追突回避装置のような安全機能が欲しいでしょうか?自動運転のような未来のクルマが走る時代が早く来て欲しいでしょうか?」

 

男性に比べてあまり運転が得意ではない女性陣はうんうん、と頷く。

 

「僭越ながら、わたくしのような立場から申し上げますと、自動車はやはりご自分の意思で運転していただきたいと願っております。運転が楽しいと思えるようにこの学校でみなさまに知識、技能をお教えしていくことが私どもの仕事でございます。」

エド・はるみ先生、ステキだ。感動した。私も早く運転できるようにがんばるよ。

 

お昼に雑用を済ませて午後からは実技が2コマだ。それにしても今日は夏みたいに暑い。日中の気温は28度。会社で働いていた時はほとんどオフィスワークだったので日中の天気や気温などどうでもいいと思っていたが、はじめて天気予報がそこそこ大事と感じる。

 

本日の実技1コマ目の先生は30代前半くらいの若い男性の先生。白い手袋さえしていなければ、「広告代理店で営業してます」と言っても信じるくらいの、汐留あたりに勤めていそうな企業戦士的な風貌。

 

私の教習記録を見ながら、「これまでで苦手だったり、難しいな、と思うところはどこですか?」と聞かれたので「停止でガツンとなる点、左カーブがうまく回れない点、自分の車線の真ん中を走れない点、この3つです。」と答えると、まずは右回り、左回りでコースを1周づつして症状を見ることに。

 

それぞれ1周したところで停止して、はいはいはい、という感じで先生がうなずき、「問題点がわかりました。」と言う。「整いました」みたいな風。

 

「停止ショックの問題は、まずは加速が十分でないからブレーキを効かせる十分な距離がなく、低速なのにさらにブレーキを踏むからガツンガツンなる。左カーブがうまく曲がれないのはハンドルを切りすぎなんですね。真ん中を走れないのはハンドルを見てるからですね。」と先生。

 

的確な所見。そうか、先生からは問題点はそう見えているのね。OK、わかった。

 

「じゃあ、これを踏まえてもう1周ずつ回ってみましょうか。」

えー!!!

問題点はわかったけど、解決方法はアドバイスくれないの?私はあなたに求めすぎ?まあそうね、子供じゃないんだから自分で考えろってことね。OK、考える考える...って、もう1周走りながら考えられるかい!初心者が考え事しながら走ったら危ないでしょ。

 

結局モヤモヤながら走ったので、今まで以上にブレーキはガツンガツンし、左カーブでは切ったり戻したりするのでフラフラする。さらに超低速なので私の後ろは大渋滞。先生も焦って、「後ろが詰まっちゃってるので、ちょっと動かしますよー。」と言って助手席から運転する。

 

結局、今回の教習課題は"発進と加速"と目標に合わせた停止だったが、どちらも消化不足のまま終了。先生もやれやれ、という顔でカルテに所見を書く。

 

次の実技は夕方なので、またとんぼ返りして家事と身支度をする。今日の夜は元同僚との女子会。教習所が終わり次第直行することにする。

 

本日2回目実技の教官はスネ夫がそのまま中年になった感じのキツネ顔のおじさま先生だ。手馴れたベテランという感じで「はいはいはい、よろしくお願いしますよ。」と乗り込んでくる。

 

まずは様子見のためにコースを1周する。すると「あなた遅すぎる。もっと元気良くアクセル踏んで、若いんだから。」と言われる。この時間は最終の時間だからかとにかく自動車も二輪も多い。ほとんどフルで稼働しているから左右確認のために停止していてもどんどん後続車が来るのでなかなか進めない。右がOKになると左から車がくる、よし行こうと思うと後ろから二輪が来る。その度によろよろ出かかってブレーキを踏むのでガツンとなる。先生がとなりでずっと跳ねている。「あなたブレーキはそんなに元気良く踏まなくてもいいの、食べたもの出ちゃうでしょ、もぉー。」と困った顔をしている。

 

この時間のほとんどは先生が「アクセルー!」「アクセルー!」ととなりで叫び、同じ数だけガツンと停止して終わってしまった。ああ不甲斐ない。

 

「次に進むにはもう1時間走ってからにしましょうね。もうこればっかりは慣れだからね、慣れ。」とコメントをもらい終了。カルテを見てみると、申し送り事項には”連調、H操作、目停、不十分、再”とあった。このペースだと1日2時間(コマ)走って、ようやく1つ分終了できる感じだ。

 

終了後は急いで学校を出て女子会に向かう。私は有給を謳歌している身なので、お店に一番乗りして仕事が終わってから来るメンバーを待たなくては。

 

オンタイムで一番乗りしたので、Happy Hourのスパークリングを飲みながらメンバーを待つ。

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今日は退職以来はじめて職場の女子メンバーと集まった。今もみんな元気でやっているか(そんなに時間経ってないけど)、何か変わったことはないか、会社の近況や自分の近況を報告しあう。みんなそれぞれに大変なこともあったりするが変わりなくやっているようで嬉しかった。とはいえ、自分が次に働くオフィスにはこれまでの知ってるみんながいない新しい環境なんんだと思うとやっぱりさみしい。本当にみんな仕事スキルも高くて性格も楽しいステキな女性たちだ。

 

また帰宅が12時を回ってしまった。

楽しい夜だった。

 

Day14: 人生初乗車

Day15。

人生初めての車の運転。朝イチのキャンセル待ちで順番が回ってきた。

 

受付でドキドキしながら自分の帳簿(カルテみたいなやつ)をもらい、教習コースに行き、指定された車の助手席で待つ。記念すべき初めての教官は以前に学科の授業でお世話になった老眼の鳥越俊太郎似の先生だ。運転適正テストで「難あり」判定が出たこともあり、ベテラン教官が送られてきた感がある。

 

まずは基本的な車の乗り降りや、運転席周りのファシリティの使い方を習う。一応教本で予習はしてきたが、実際に「○○○して下さい。」と言われるといちいちオロオロしてしまう。

 

一通りの基本事項を習った後は「まずはブレーキを放してクリープ現象で進んでみましょう。」と言われ、トロトロと動き出す。うわうわうわ、動いた。というのが率直な感想。

 

「はいブレーキかけましょう。」と言われたのでブレーキを踏むと、衝撃でガツンと体が前に持っていかれてシートベルトにガッと止められる。教官の先生もガツン、となる。

「あなた、こんな運転乗りたくないでしょう?ブレーキはそんな強く踏み込まなくていいのよ。」と言われる。

 

ああびっくりした。そしてシートベルトありがとう。あなたは大事だ。

 

まずはブレーキの踏み具合の練習をする。クリープ→ブレーキ→クリープ→ブレーキを繰り返す。どうしてもブレーキを強く踏んでしまうので、ガツン→ガツン→ガツンとなる。ずっと隣で先生が「やさしくー!」「ふんわりー!」「もっとソフトにー!」とガツンの衝撃に耐えながら叫んでいる。それにしてもブレーキというものはこんなにもソフトタッチで止まるものなのか。どうしても、ペダルなるものはグイッと踏みたくなってしまう。

 

なんとかガツンの衝撃がおさまってきた頃、「じゃあコースに出てみましょうかね。」と言われ、初のコースデビュー。とりあえず直線が一番長いポイントまで先生が車を出してくれる。さあ、本当に自分の運転でデビューだ。

 

クリープでトロトロ発進したあとに、「はいじゃあアクセル踏んでー。」と言われたので、アクセルを踏むとウォンとすごいパワーで前に進んだのでびっくりしてブレーキを力一杯踏んでしまう。また先生がガツン!となる。ああなんだか色々ごめんなさい。

 

「そんなにアクセル強く踏まなくてもいいから、もっとふんわりゆっくり踏んで。ソフトタッチ、ソフトタッチ。」と先生。うそでしょ。アクセル、お前もか。

 

どうしても自動車という何百キロもあるマシンが、"つま先ちょこん"くらいの力でスイーっと動くという感覚にギャップがあり、ブレーキにしてもアクセルにしてもグイッと踏みたくなってしまう。まずはこの心理的な乖離を克服するのが大変そうだ。

 

今回は初めてということもあり、陸上トラックのような一番外側のカーブもゆるやかなコースを右回りにぐるぐる低速で回る。3−4周したところで初回の実技の時間は終了。「まあ、初回はこんなもんでしょう。ちゃんと復習するように。」とのコメントをもらいコースデビューは無事終了。

 

一度自宅に戻って洗濯、掃除などの家事をする。今日は16時から乗車の実技教習がもう1時間ある。もともと予約して入れてあった分だ。それまでに夕飯の下準備を済ませる。

 

家事をバタバタしていると、ピンポーンと宅急便が届く。実家の母からだった。開けてみると、りんご、柿、洋梨、ぶどう、サツマイモ、枝豆、海苔、お茶、おせんべい、等の食料品が詰まっていた。我が家は食べ物は何でもありがたくいただく。

 

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届いたことの報告に母に電話をかける。ひとしきり「これはこの前食べておいしかったの。」「これは○○さんから頂いたの。」「これは庭の木になってたやつね。」「これはスペースが余ったから入れておいたのよ。」と説明を聞く。

 

母も自動車学校のことは気にしていて、「自動車はもう乗ったの?」と聞かれたので、早速今朝コースデビューしたことを報告する。そして母に「あなたは左が好きなの?それとも右?」と意味不明なことを聞かれる。「もしも私に似たら、左にしか曲がれないわよ。」と恐ろしいことを言う。

 

夕飯には早速送ってもらった枝豆を食べることにする。汚れを洗ってヘタの先の部分をキッチンバサミで切り落とす。東京に来てから居酒屋で出てくるか、冷凍のものしか食べたことがなかったので、初めて生のままの枝豆を扱う。野生のもの(天然のもの?)は結構土やら葉っぱやらで汚れている。

 

枝豆と格闘したり、他の野菜の準備をしている間に本日2回目の実技教習の時間が近づいてきたので自転車を飛ばして学校へ。朝に比べて学校も混雑している。

 

本日2回目の実技教習がスタート。今回の教官は女性の先生。少し嬉しい。

 

今回の先生はお笑い芸人のキンタローに似ていて、とても明るくて感じの良い方で気分も上がる。「今日デビューしたばかりなんですねー。どうですか?思い通りに運転できましたか?」と気さくに聞いてくれる。

 

実技第2回目の今回の内容は、停止線や路肩などのターゲットとなる位置を運転席から周りを見ながら正しい位置で停止すること。

 

停止といえば、午前中の”ガツン”の良くないイメージがある。ブレーキをソフトタッチで踏むということだけでもハードルが高いのに、決められた場所にスムーズに停止なんてできるのだろうか。

 

まずは今回使うコースを走ってみましょう、ということになりいきなりコースに出される。今回は午前中の外周ゆるやか右回りではなく、その外周の内側にある、小さめ左回りコースを使う。まずはとにかくビビりながら超低速でコースに出てみる。「朝の外周の反対周りね、なんとかいけそう。」なんて思ったのが甘かった。

 

午前中と大きく決定定期に違うのが、左回りだから車線の左側を走る、だから、左側のラインや壁との距離感が全くわからない。なので常に左側ラインや壁にギリギリ。先生が何度も「左はみ出てますよー」「壁ぶつかっちゃいますよー」と言う。そして、左にカーブを切るときには左側がキツキツのまま曲がっていくので、縁石に乗り上げてしまう。なんてこった。

 

先生曰く、ハンドルも必要以上に切りすぎなんだそう。そう言われると今度はハンドルが気になってしまう。ハンドルが気になるとハンドルをみてしまうので周りが全く見えない危険なことに。先生が何度も「ハンドル見ないでー!」「遠くを見てー!」と叫ぶ。先生が叫ぶたびにびっくりしてブレーキを踏んでしまう。そしてガツンとなる。これは負のスパイラルだ。

 

先生が、「どうしてハンドルを見ちゃいけないのか、ちょっと実際にみてみましょうね。」と車を止めて二人で外にでる。車を止めたままの状態で、ハンドルを全開まで切ってみる。タイヤの位置をみてみると思ったより角度がついていない。そして、タイヤを正面に戻した状態でハンドルを見てみると、あれ?HondaのHのマークが真ん中じゃない。

 

ハンドルとタイヤは常に同じ動きをするわけじゃなく、ゴムの摩擦などで変わったりして、それを車本体の方で補正してくれたりするので、故にハンドルを見ても意味がないんだよ、ということを先生は教えてくれた。

 

気をとりなおして、もう一度コースに出てみる。まだちょいちょいハンドルをみてしまう。先生が「ハンドル見たら1,000円罰金ね、学生は500円!」と言う。やめてよ面白い。

 

その後、やっと本日の本来のメインである停止線や路肩などの目標位置への停止を練習。もう全然ダメダメ。停止線での停止はスムーズに止まれば2メートル以上手前だし、停止線近くで止まろうと意識するとガツン停止になる。左側の路肩への停車は距離感覚がつかめないので乗り上げてしまう。

 

そんなこんなをしている間に終了の時間に。あー、全然ダメだった。左回り怖い。あのトロい私の母が左に曲がれるってどういうことよ。

先生からは、この時間の実技はもう一度やりましょうとの評価をもらう。うんうん、これじゃ私も怖くて先には進めないです。もう一度やらせてください、ぜひ。

 

本日の自動車学校は運転への恐怖が芽生えたところで終了。

 

帰宅して夕飯の準備。今日はニラと卵のオイスターソース炒めとトマトとアサリとインゲンのスープ、ご飯。あと枝豆も。旦那さんはもちろん足りないので、これに冷凍してあった餃子をプラスして焼く。

 

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明日も朝からキャンセル待ちで実技教習に挑戦しようと思う。とにかく少しでもたくさん乗車して慣れるしかない。食後は自分の部屋で今日の復習をする。

 

部屋でひとり”エアハンドル”でカーブのイメトレをする。何か良き丸い形のもがないかと思い家の中を物色する。ちょうどフライパンがいい大きさだ。うちはティファールだから取っ手もも取れる。急にキッチンからフライパンを持って部屋に帰っていったので、旦那さんが様子を見に来た。教習所での様子をひとしきり話し、イメトレをしている旨を説明。すると旦那さんが「それ持って下に来て」と言う。

 

フライパンを持って階段を降りると、外で車のエンジンが掛かる音がする。「え、私まだ公道走れないけど?」と言うと、車は止めたままでハンドル切る練習をしようと言う。どうしても私は不必要にハンドルをグルングルン回してしまう癖があるみたい。

 

手の位置は10時10分で右手が下に来たら左手と交差して右手で50分を掴む、みたいな練習を止めた車の中で行う。まあまあイメージ通りできたところで、旦那さんが車を出す。私は助手席でフライパンをハンドル代わりにシミュレーション練習をする。

対向車線から来るドライバーにとってはギョッとする光景にちがいない。

 

旦那さんが実際の一般路上研修で回るルートを走ってくれる。旦那さんも同じ自動車学校で免許を取った先輩なのだ。

 

30分くらいシミュレーション練習したところで終了、帰宅。

 

よし、明日も頑張ろう。