Day13 : これをやってみたかった
Day13。
ずっといつかはやってみたいと思っていたことがある。平日の午前中に美術館に行くこと。美術に造詣が深いわけではないけど、アートとは本来それぞれ見た人が「何かすごい」と感じればそれでOKだと思う。
今日は上野の東京都美術館に「ゴッホとゴーギャン展」を見に行く。これなら学生時代に美術や美術史で見たことがあるし、ゴーギャンのタヒチの女シリーズのタッチは個人的に好きなテイストだ。
朝10時に上野駅に到着。仕事でお客さんのところに訪問する時に何度も来た駅なので、いつものMacBook(13インチ)がずっしり入ったバックを持っていないのが、なんとも軽くて気持ちがいい。しかも今日はとても天気が良くて快晴の秋晴れが広がっている。
ついつい癖でお客さん側の出口に出てしまったので、公園口に行き、公園の中を歩いて美術館に向かう。平日なのにちらほら観光客が目立つ。耳をすますと日本語ではないのでおそらく海外からが多いらしい。途中花壇にキレイな花と蝶々を見つけたのでパチリ。
ゴッホとゴーギャン展は平日の午前中の割には人が多く入っている。Over 50'sの上品な奥様的な方が多い。みんな解説が流れるヘッドセットを装着して熱心に絵を見ている。世の勝ち組奥様方はみなさんこんなに優雅な平日を過ごしているのだろうか。ステキだ。
ゴッホの代表作といえば「ひまわり」。ゴーギャンの代表作は「タヒチの女」。ゴッホとゴーギャンは同時代を生きた画家で、一時期は一緒に住んでいたらしい。なので、お互いの絵の中にそれぞれの特徴が出ている、と解説には書いてあった。
ゴッホの絵はたくさんの絵の具が立体的に重ねられていて、絵の具の厚さで大きなカゴの網目のような質感がある。色は細い線を筆で叩くように乗せられていて、色はパステル系の薄いカラフルな色が陰影などを出すために使われている。影や光を黒や白ではなくて独特な組み合わせの色を使っているのが特徴なんだろうな。
ゴーギャンはひとつひとつの色は原色に近くて強め。濃淡はなくて強い色が平らに塗られていて実写風景というよりは回想風景な感じがする。
私のようなド素人の言葉で総括を述べるのもおこがましいが、
ゴッホ → 色調が淡めの3D
ゴーギャン → 色調が濃いめの2D
といったところだろうか。美術に詳しい人が聞いたら怒りそう。
絵画鑑賞をした後は、丸の内で働く友人とランチの約束。ビジネスコンサルティングの会社に勤める友人はランチタイムは比較的フレキシブルに取れるらしいので1時間半ほどランチを食べながらおしゃべりをして私の退職を報告。私が平日に丸の内までランチに来ると言った時点で何かあったな、とは思っていたらしく、私の場合には「妊娠」「離婚」「転職」のどれかだと目星はつけていたらしい。さすがコンサルタントは冷静さを崩さない。
友人と別れた後は丸の内エリアをふらふらウィンドウショッピング。今まではお店で見るとすぐに欲しくなって服やら靴やらを買ってしまっていたが、体重が増えたことで、今のこのオーバーウェイトの体型に合う服を買ってしまったら今後もう絶対に痩せない気がして、洋服を買おうという意欲が起きない。
1時間ほど丸の内をぶらりとしたところで、夕飯の支度もあるので家路につく。今日の夕食は肉じゃがに挑戦する。
味はOKだが、失敗ポイントが2つ。
1)しらたきを切らなければいけなかった (ラーメン状態)
2)火が通るか心配だったのでジャガイモを小さく切りすぎた (グズグズな状態)
次は反省点を生かして作ろう。