転職するまでの3ヶ月にやりたい10のこと

有給休暇の3ヶ月〜転職するまで、やりたいことをいくつ達成できるかチャレンジ・記録するブログです。

Day27 : 久しぶりの再会

Day27。

 

今日から11月。私の有給休暇も残り2ヶ月になる。一ヶ月がすぎるのは早い。

今日は午前中に自動車学校で学科試験の為の事前対策テスト、午後に乗車が1時間があり、夜は会社のチーム送別会に出かける。

 

午前中の学科試験の事前対策テストは、学校のPCルームで行われた。50問中45問正解で合格となる。一斉に始まり/終わる、というものではなく、順次来た人から受けて終わり次第帰って良い、というスタイル。PCルームには一人だけ指導教官の先生がおり、終わり次第自己申告をして結果を出してもらい、合格ならカルテに合格印を押してくれる。

 

私の結果は50問中47問正解で一発合格。一安心。

間違えた3問は何かと言うと、

 

1)自動車検査証と自動車損害賠償責任保証証明書、または責任共済証明書を車に備えておくと紛失する恐れがあり、再交付の手続きが面倒なので、コピーしたものだけを車の中に置いておいて運転した。

 

正解はX。

こんな問題は私の予習した問題集の中にはないので、一般感覚で設問内に"紛失するおそれがあり"とあったので、「紛失したらだめだよね」と考え◯にしたが、ダメだそうだ。

正解解説には”コピーしたものはだめです”とあった。

自分なりに考えるに、問題の中に"面倒なので"といったドライバー側の怠慢といった感じのネガティブwordingが使われている場合は大体Xだ。

 

2)病気などでやむを得ない理由がある場合は、シートベルトの着用が免除される。

 

正解は◯。

感覚的には「いかなる場合でもシートベルトの着用は必須です」的なことがいわれそうだが、正解解説には、”妊婦、病人、著しく座高が高い人/低い人、著しく肥満している人等も着用が免除されます。”、とある。

 

3)交通整理の行われている片側三車線以上の交差点で原動機付自転車が右折するときは、表式による指定がなければ、二段階の方法によって右折しなければならない。

 

正解は◯。

信号機があって、片側三車線以上の交差点は原付は2段階右折か。了解。

 

指導教官の先生には、「試験は90%以上の正解で合格だけど、もちろん全部理解して正解するようにしてください」と言われ、カルテに合格印を押してもらう。

 

午後の乗車は仮免許試験前のみきわめ乗車。教官の先生は以前にお世話になった広告代理店営業マンのような風貌の若い先生。カルテを見た先生は「検定試験前のみきわめですね。ひとつ重要なことを教えておきます。」と言って、90度角度のところでわざと内輪差で後輪を乗り上げる。

 

「こうなったらどうしますか?」と先生。「後輪が乗り上げたのでやり直します。」と回答すると、先生は前進して乗り上げた車輪を下ろす。そして、「では、こうなたらどうしますか?」と質問する。ん〜、乗り上げてもう降りちゃったからなぁ、これはやり直せないよな、と思い「そのまま先を続けます。」と答えると。「不正解です。バックで乗り上げ直してやり直してください」と言われる。まじか。

 

これが一番重要です、と言ってくる時点で最初から乗り上げを起こすことを想定されているのが少し悲しい。

 

運転を代わり、これまでの教習でやった全てを一通りやってみる。私の課題は優先道路の順序がわかっていないらしい。教習所のコースの一箇所に外周内周、中央道路に入る交叉路があり、ここが鬼門。

 

あともうひとつが見通しのきかない交差点。小刻みに進んで車の頭を少しづつ前に出していって交差する優先道路に出るところで、優先道路から車が来ているのに前に出て右折してしまったらしい。「なんで今出ちゃったんですかー?」と怒られる。内心、車は見えてたけど、あまりにも遠かったから出ても大丈夫だと思ったんだもん、と思う。

 

カルテのみきわめ欄の”不可”に丸をつけ、申し送り事項に”法規、優先道路”と記入され、今日の教習は終了。

 

夕方は、職場のチーム送別会に向かう。チームからは自分を含む2名が退職になる。約一ヶ月ぶりに顔をあわせるメンバーはみんな元気そうで嬉しい。私が自動車学校に通って免許を取ろうとしていること、料理をしていることを報告すると「まじで?」と派手に驚かれる。こういう機会でもない限り免許も一生取ることはなかっただろうし、料理もしなかったのかな、と思う。

 

チームメンバーはみんな海外出張が多いので、海外の珍道中話をするととめどがない&本にしたいくらいな秀逸なトラブル話がたくさんある。みんな仕事面で優秀なのはもちろんだけど、強運の持ち主だし、心も強いとつくづく思う。

 

帰り際に色々と一緒に戦った&お世話になった同僚から「お料理頑張ってくださいね」とオリーブオイルをいただく。これは嬉しい。最近は基本の和食系にフォーカスをしていたので、今後はちょっとおしゃれなイタリアンや洋食系にもチャレンジしようと思っていた。これは頑張ろう。

 

楽しい夜だった。

 

Day26 : 流血事件

Day26。

今日は自動車学校がお休みなので事務処理や免許学科試験などの勉強をする。

 

まずは午前中に年末調整で提出しなければならない書類を整える。保険の控除などで保険会社から来たハガキの内容を指定フォーマットに書き込まなけばならないのだけど、なんでこんなに保険会社の名前って長いんだ?そしてフォーマットのスペースは嫌がらせのように小さい。

 

小さい文字をたくさん書いて目と肩が凝ったけど、書類の準備は無事終了して郵便局へ郵送に向かう。近くの商店街の中にある郵便局に行くと、道中の商店街で色々美味しそうなものと出会う。魚屋さんに八百屋さん、お肉屋さんはなぜか鶏肉専門店と牛肉専門店に分かれている。地元密着の商店街が少なくなる中で、こんな近所にいい感じの商店街が残っているとはびっくり。せっかくだから活用しよう。

 

ランチに和菓子屋さんでおにぎりとお団子を、鶏肉専門店で焼き鳥を買って帰る。

 

午後は明日の学科試験の効果測定と呼ばれる事前対策試験の為の勉強をする。全部web上で提供される教材があるので嬉しい。間違えたところや自信のなかったところにフラグを立てておいて後からちゃんと復習ができるシステムになっている。なんて優秀なんだ。

 

一通り勉強が終わった後に先週は随分サボっていた料理をする。今日は初めてきんぴらごぼうに挑戦する。人参とごぼうを洗って皮をむいて細切りにする。この時に左指の爪のすぐ下あたりを包丁で切ってしまう。結構な量の血がぼたぼたと出てくる。血の海まではいかないけど、水たまりくらいな量は血が出たと思う。傷口がどんな感じか見たかったけど、とにかくすごい量の血が出てくるのでとにかく心臓より患部を上に上げてギュッと抑えて止血する。

 

f:id:threemonthschallange:20161106165126j:plain

 

なんとか止まったので、傷口にキズパワーパッドを巻いてちょっとした事件現場みたいになってしまったキッチンの血痕を掃除する。FBIの調査が入ったらルミノール反応がそこらじゅうに出ると思う。

 

流血事件でちょっとテンションが下がったので、今日はきんぴらとご飯と味噌汁だけ。足りないおかず系は旦那さんに好きなものを買ってきてもらう。

 

f:id:threemonthschallange:20161106170128j:plain

 

今日は結構な量の血がながれてしまったので、明日からは鉄分の多いものを食べよう。

Day25 : 教習所参観

Day25

 

朝イチから自動車学校へ行きキャンセル待ちリストに名前を記載。私が名前を書いた時点ですでに自分の前を数えると17人いる。やはり土日は混む。

 

これは午後の遅い時間まで乗車は回ってこないと判断して帰宅。旦那さんとジムに出かける。ラン&ウォーキング20分→ストレッチ→エアロバイク10分→レッグベンチプレス→ラン&ウォーキング20分が最近のルーティーン。体重は一向に減る気配がないけど、足にモリモリ筋肉がついてきた気がする。健康的にはなってきたかもしれないけど、目指すほっそり体型には遠ざかっている。どうしたものか。

 

エクササイズのあとはお気に入りのお蕎麦やさんへ。このお蕎麦屋さんというのが本当に美味しくていつも地元の人で混んでいる。地味においしい、というやつ。

 

このお蕎麦屋さんの良いところが、従業員が調理場でお蕎麦やてんぷらを作っているおじいさんを除いては全員女性で、全員なんとも上品で感じの良いおばあさま達なのだ。常時4−5人のおばあさまウェイトレスがホールを仕切っていて、最近では珍しいくらい何度も「お茶はいかがですか?」「お水は大丈夫ですか?」と回ってきてくれる。何度も”すいませーん!”と叫んでも、こっちも見ないで反射的に”少々お待ちくださーい”と言われて放置されるようなサービスのお店もあるなかで、このホスピタリティは素晴らしい。

 

並んで待っている時も、「お待たせしてごめんなさいね。あと5分くらいだと思いますから。」とホールも並んでるお客さんにも目を配っていて、だいたいその”あと○分”という予想は十中八九で的中する。私たちの前にはちょうど赤ちゃん連れの若いご夫婦が待っていて、ウエイトレスおばあさまたちは目配せでコミュニケーションをして、このカップルを奥の比較的スペースがある座敷に座らせてあげようとタイミングを計っている。テーブル席の方から空いていくので私たちの方が先に案内される。ベイビー連れカップルも座敷の方がありがたいので、どうぞ、と先を譲ってくれる。

 

先に注文をしていたので着席と同時にお蕎麦が運ばれてくる。親子煮・たぬきそば定食。旦那さんが食べるのでたぬきそばは大盛り。

f:id:threemonthschallange:20161104121004j:plain

 

このお蕎麦があったかいのに麺がしゃっきりしていてほんとうにおいしい。並んでも食べたいおいしいお蕎麦。

 

お店を見回すと、ちょうど私たちが食べ終わりそうな頃になっても、あのベイビー連れカップルがまだ列で待っている。ウエイトレスおばあさまたちもなにやら激しく目配せをしてすれ違い際に何か申し送りあっている。

 

察するに、ベイビー連れカップルを案内したい座敷がまだ空かないらしい。私が座るテーブル席のすぐ後ろにあるその座敷には2人の中年の女性が、お茶だけでずっと話し込んでいる。店内のお客さんもなんとなくおばあさまウエイトレス陣の動きから、何が起きているのか気づく。

 

おばあさまウェイトレスの入れ替わり立ち代わりのお茶・お水攻撃も、全然この女性客2人には響いていない。私から見える店内のお客さんはみんな「KY、早く出ろよ」的なムードが漂っている。すると、テーブル席に座っていた常連客らしきお客さんが会計に立ち、何やらウエイトレスおばあさまに耳打ちをする。「すみません。ありがとうございます」とおばあさまがいうとお客さんはレジを済ませて帰り、ウェイトレス陣は無言で目配せをする。

 

すると一番年配ウェイトレスのおばあさんが座敷のところにいき、「お客様、大変申し訳ありませんが、もしもお食事がお済みでしたらこちらのテーブル席でお茶でもいかがですか?できれば赤ちゃん連れのお二人にお座席を案内したいのですが。」と切り出す。中年女性2人は「はぁ?」みたいな感じでおばあさんウェイトレスを見たが、どうやら、その後ろの客席全員から向けられている冷たい視線と異様な圧力感に気づいたらしい。女性2人はお茶をすすめるおばあさまウエイトレスを「いいです。出ますから。」と振り切って会計をして帰って行った。

 

やっと若いカップルが席に座れると、店内みんなが「よかったねぇ」という感じで若いカップルとベイビーを温かい目で見ている。お店とお客さんの間のものすごい連帯感を感じたランチタイムだった。

 

帰宅するとまたすぐに教習所に出かける。旦那さんが「どんな運転してるのか、一度見てみたい」と言い出す。まあ、現実は受け止めてもらったほうが良いかと思ったので、順番が回ってきたら、時間と教習車番号をLINEすることにして家を出る。もともと旦那さんも同じ教習所で昔免許を取ったので、教習所内は勝手がわかっているとのこと。一言、「気が散るから私の目に入らないようにしてね」とだけ念を押す。

 

午後3時にやっと乗車のキャンセル待ちの順番が回ってきた。今日の教官の先生はDay17で一度お世話になったベテラン中年先生だ。前回はマスクをしていたので表情がわからなかったが、マスクを取ると筑紫哲也が細ーく痩せたような風貌。

 

筑紫先生との教習は、”急発進・急ブレーキ”と”段差路での発進と急発進時の措置”。まずは一番長い直線コースを使っての急発進・急ブレーキから。直線コースでハザードランプをつけていざ急加速。グウォン!という音にビビってすぐにブレーキを踏む。先生は頭上のハンドルに捕まって衝撃に耐えている。

 

「加速が足りないね。すぐにブレーキ踏みすぎ。もう少しスピードに耐えてみましょう。」と言われる。そしてもう一度チャレンジ。自分の中ではずいぶんスピードに耐えたつもりだったが、先生としてはもうちょっと長くアクセル踏んでもいいくらいだったらしい。なんとかクリアにしてもらえた。

 

次は段差路発進と急発進時の措置。専用の練習スペースには歩道の段差よりちょっと高いくらいの段差に前後を挟まれた教習車が止まっている。そして段差の先にはヌンチャクみたいな鎖に吊るされた鉄の棒が暖簾みたいにかかっている。このヌンチャクが壁だよ、ということらしい。一見するとトラップにハマった車っぽい。

 

この段差にハマっている車に乗り込むと筑紫先生がラミネートした新聞記事を見せてくれる。「ブレーキとアクセル踏み間違い。車がコンビニに突っ込む。」というものと、「ビル3階の立体駐車場から車が落下する大事故」という記事の切り抜き。

 

ブレーキとアクセルを踏み間違ってコンビニに突っ込むという事故は記憶に新しいけど、同じことを立体駐車場でやったら、ビルから車が落っこちることになるのか。ああ恐ろしい。段差路での発進というのは、どちらかというと発進がメインではなくて、車輪止めみたいな段差に乗りあがったら急ブレーキをかけて止まれというほうが大事なのね。よくわかった。しばらくはこの記事の見出しと写真が頭から離れそうにない。

 

まずは先生がお手本を実演してくれる。「ドアの上のハンドルに捕まってないと吹っ飛んじゃうよ」と言われ、捕まって力を入れる。ブゥオンと乗りあがってギュインと止まる。衝撃がとんでもなく大きい。ちょっとした放心状態になるがそんなことは先生に悟られてはいけない。なんとか気をとりなおして今度は自分でやってみる。私は急ブレーキの前の段差乗り上げ自体がビビってしまってなかなか乗り上がらない。あまりにもビビって乗り上がらないので先生も「ブレーキがメインなんだけどねぇ」と半分呆れている。なんとか勇気を振り絞って前後1回づつクリアする。

 

そのあとはこれまでやったS字カーブやクランク、坂道発進などを練習する。旦那さんがどこかで見てるので華麗なドライビングテクニックを見せつけたいところだったが、段差路発進と急発進時の措置教習の恐怖が頭から離れず、急ブレーキを何度も踏んでしまう。参観日は大失敗だ。

 

教習を終わって学校を出ると旦那さんがニコニコしながら駐輪場で待っていた。第一声は「いやぁー、覚悟はしてたけど派手にポンコツだったねぇ」。まいったまいった、みたいな顔をしている。そりゃそうでしょ、今日はいつもに増して絶不調だったし。

 

「まあ、実際の路上でああならないように教習所で練習させてくれてるんだから、できるようになるまでとことん付き合ってもらえばいいじゃん」と憐れみの混じった励ましをされる。

 

なんだかぐったり疲れた。

 

Day24 : 渋滞ドライブ

Day24。

 

土曜日の休日。最近クルマを走らせてないからどこか遠出しようということになり、佐野藤岡にあるアウトレットに出かける。ダイエットが先の私は洋服は買えないが、旦那さんがフットサルでつかうシューズを買いたいらしい。

 

土曜は道が混むから早めに出るよ、と朝8時にすべての布団を剥ぎ取られて起こされる。佐野藤岡までの所要時間は道が混んでいなければ、1時間半かからないくらい。コーヒーをタンブラーに入れてクルマに乗り込む。

 

高速の入り口付近で渋滞情報を確認すると、渋滞しているようだったのでまずは下道を選ぶ。渋滞が解消されそうなもっと先で高速に乗る作戦。下道を進むとなかなかクルマが多くこちらもなかなか進まない。途中でちらっと高速が見えるポイントがあり見てみると、正月かお盆なみの大渋滞になっている。スマホで調べてみると、我々のゴールである佐野藤岡までの道中3箇所で、事故、火災、工事が起きているとのこと。結局4時間かけてアウトレットに到着。

 

いつもは渋滞のあるなしに関わらず助手席を倒して爆睡しているが、今は免許を取る勉強をしているので、道路標識や、路面の表示を見ているだけでも結構面白い。

 

”この先工事”の標識だけど、モグラをつついているようにしか見えない。

f:id:threemonthschallange:20161102195601j:plain

 

晴れているので白い橋の鉄骨が空の青に映える。

f:id:threemonthschallange:20161102195750j:plain

 

お買い物は旦那さんメインでスポーツ用品を買う。私は何を着てもこれまでのサイズでは入らないので、テンションが著しく下がる。アウトレットショッピングモールという自分にはホームグラウンドのような場所でこんなにも楽しくないのは初めての感覚。はやく痩せようと心に誓う。

 

しかしながら、旦那さんとしては朝8時に叩き起こした上に片道4時間の渋滞にはまり、やっと着いて自分だけ楽しくショッピングをしていることに罪悪感を感じるらしく、やたらと「靴とかバックとかだったらサイズ関係ないんじゃない?」と買い物を推してくる。奥さんの散財を積極的に推進する旦那も珍しい。

 

結局旦那さんに激しく勧められたので私もショートブーツを一足購入してショッピングは終了。

 

帰りは渋滞もなくすんなり帰れた。帰り道の途中に普段都内では見かけない”たぬき注意”の標識があり、それを写真に撮りたかったが、旦那さんが眠気防止に窓を開けて寒かったので後部座席のブランケットをガサゴソ出しているうちにたぬき標識を通り過ぎてしまった。タイミングが悪い。

 

渋滞に疲れた土曜日だった。

 

 

Day23 : ドラゴンボール教習所

Day23。

今日は午前中に乗車の技能教習1時間と午後にも1時間、夕方からは友人のネイルサロンに行く。

 

午前中1コマ目の技能教習の教官はDay16でお世話になった神様先生だ。なかなか技能が進まないのでだんだん教習教官も2ラウンド目に入ってきた。

 

今日の神様とのレッスンは交差点の通行。直進、右折、左折を交通ルールとその時その時の状況に合わせて適切に判断して運転する。今までは先生がウインカーを出すタイミングからミラーをチェックするタイミングまで全部助手席で指示してくれていたが今回は全て自分で行う。

 

ウォームアップで外周を走った後は、神様の「右折」「左折」「直進」の指示に従って運転する。一回づつ終わったところで、「ウィンカーは出してますが、左右後ろを全く確認していませんね。今は奇跡的にどこからも車がきませんでしたが、これでは検定には通りません。」と言われる。

 

そうか。検定の時には試験官はそこを見るのか。

 

ところがこれがひとりでやると難しい。ルームミラー見て、ウィンカーだして、サイドミラー見て、目視して...とやると意識が確認に集中してセンターラインを踏んでド真ん中を走ってたりする。そして神様には「目視で後ろ確認する時に一緒にハンドルも動いています。一度に全部をやろうとすると意識が散らばって危険ですので、ブレーキを利かせて低速を固定する、一通り確認をする、ハンドルを切る、のシングルタスクをつなげましょう。」と言われる。なるほど。

 

 

そして、注意点がもうひとつ、「左折右折の30m前からウインカーをだしましょう。」とのこと。とはいえ、神様が左折を指示する角の手前に信号のある交差点がある。神様はもうウィンカーをだして下さいと催促するので、「これだと、手前の交差点を左折するように思われませんか?」と言ってみる。すると「そうですね。確かに教習所は狭いのでそういうことも起きます。とはいえ、法規に従った運転ですので、ここは手前の交差点にはとらわれずに目標の30m前でウインカーを出しましょう。」と神様は言う。そうですよね、揚げ足を取るようなことを言ってごめんなさい。

 

その後、神様とは障害物回避と坂道発進をおさらい運転して終了。充実した運転だった。

 

ランチを済ませて午後イチ2コマ目の技能教習は新キャラの先生。あだ名は十中八九「亀仙人」と思われる、ツルツルのスキンヘッドに丸メガネの年配先生。

 

亀仙人先生とはこれまでのおさらい的な、全部つなげてやってみましょう、という感じだった。午前中に神様先生と教習をした効果か、今回はどれもスムーズにクリアできる。どうやら亀仙人先生には私の悪評は伝わっていないのか、「いいですねー、どれもスムーズですね。」と賛辞をいただく。神様効果は半端ない。

 

これまでにない優等生ドライビングで気分良く教習を終わる。

 

夕方からは南青山にある友人のネイルサロンに行く。ネイルはだいたい1ヶ月に1回のペース。夏は特に爪が元気良く伸びるので4週フルで伸ばすとスマホで文字入力もちょっと難ありになる。特に最近は料理もするので、何度かピーラーで爪の先端を切り落とした。

 

ネイリストの友人に爪を見せるとこれまでにはなかった激しい爪の損傷にすぐに気づく。これまでは爪の根元は伸びているものの、ジェルネイルの本体はキレイに乗ったままで1ヶ月を超えていた。今回は先っぽは切れているところはあるわ、表面が削れているところがあるわ、右手の中指は完全にジェルごと剥がれ落ちて地爪の状態。

 

「なにかサバイバルでもしたの?」と聞かれたので、退職して有給休暇中なこと、自動車学校に通っていること、料理を始めたことなど、近況をキャッチアップする。たった1ヶ月でいろいろあったんだねー、と驚かれる。そりゃそうだ。前回ネイルやってもらった時はその3日後に退社を決めることになるとは想像してなかった。

 

「じゃあ、料理の水仕事にも耐えられるように、トップコーティングを厚くしておく!」と念入りにコーティングをしてもらいネイルは終了。今日は私が最後の予約なのでそのまま一緒にご飯を食べに行く。

 

f:id:threemonthschallange:20161031182919j:plain

 

川上庵のくるみそば。くるみダレが濃厚でおいしい。もう冷たいお蕎麦は今季最後になるかな。会社の先輩に"そば湯割り"は次の日に残らないと聞いたことがあるよ、と友人に言うと、友人が仲良しだという店長さんを呼んで作ってもらう。もしかしたらメニューになかったのかな。

 

ん〜。初めてのそば湯割りは優しい味で美味しい。ちょっと大人な気分。

 

友人は11月末には10日間の日程で旦那さんとランカウイ島に旅行に行くとのことで、いろんなステキ計画を教えてくれる。旅いいな。私も早く免許を取って旅行に行こう。

 

彼女が旅行に行く前日にネイルをやってもらう約束をして別れた。外はもうかなり寒かった。

 

Day22 : 丸の内へ

Day22。

今日は自動車学校はお休みして、お昼から丸の内に元同僚で同期だった友達とランチに出かける。久しぶりにおしゃれなところに行きたい、というリクエストだったので、三菱一号美術館の横にある、併設カフェ・レストランをチョイスする。

 

f:id:threemonthschallange:20161027220345j:plain

 

半沢直樹のドラマにも出てきたり、他にもよくメディアで出てくるお店なのでちょっと有名なロケーション。週末はいつも大混雑なので、朝イチ開店時に入店。もともと昔は銀行だった建物は重厚な造りでどこにカメラを向けても絵になる。

 

平日なのに開店と同時にほとんど席が埋まる。やっぱり人気らしい。

せっかくなのでコース料理をオーダーする。

 

料理を待つ間に改めて退職を報告。中途採用にもかかわらず、私たちが入社した時は同じような年代の女子が5人のチーム編成だったのでみんなとても仲が良かった。年数が経つにつれて結婚や転職でみんなバラバラになってまい、一番長く会社に残ったのが私だった。同年代女子なのでみんな今も仲がいい。

 

話をしているうちに料理が運ばれてくる。

前菜。

f:id:threemonthschallange:20161027230846j:plain

 

メイン

f:id:threemonthschallange:20161027230927j:plain

 

デザート

f:id:threemonthschallange:20161027231113j:plain

 

どれも美味しくてあっという間になくなる。話に夢中になってパクパク食べている間にいつの間にかお皿の上に何もなくっている感じ。食べてしゃべって忙しい。

 

帰り際に「卒業のお祝いね」と言って花のブーケをもらう。こういうオケージョンに”お花”というのが、上品な彼女らしくて素敵。

f:id:threemonthschallange:20161028182856j:plain

 

 

子供の夕飯の支度やお迎えがあるので15時くらいにはお別れ。ママは大変だな。限られた時間の仲で丸の内まで出てきてくれたことに感謝する。今度は我が家に彼女のご一家をお招きすることを約束してそれぞれの駅に向かう。

 

私はその足で池袋に向かって、大学の後輩に勧められた”コアストレッチ”というエクササイズのスタジオに行く。ダイエットもそろそろ本腰を入れないと転職活動のスーツが着られない。

 

スタジオに着いて体験レッスンの旨を伝えて用意されていたジャージに着替える。担当の女性のインストラクターが早速身体を触ってみる。明らかに20代で「体育大学卒業しました!」みたいな感じのスポーツウェアが似合う元気な感じの女性。整体やマッサージで触られるのは慣れているが、彼女はどれも「ひぇっ!」となるポイントを突いてくる。肩と背中の間の筋肉が固いところやお尻の上方両側のくぼみのところとか。

 

所見は「どこもガチガチですねー。ストレスですか?」と一言。

いえいえ、仕事してませんしストレスフリーですよ、と内心は思うが「そうなんでしょうかねー、アハハ。」と答える。

 

今日は体験レッスンなので肩の硬さを取っていくストレッチをやりましょう、ということになる。考えてみれば、毎日車の運転練習で上半身が緊張して疲れているのかしら?これはちょうどいい。

 

ベッドのような台の上に肩を下にして横になる。上側の肩の肩甲骨のところにグイッと手の指を入れてくる。「硬くて全然指が入っていかないですねー」とインストラクターの先生。そもそもそこに指が入るスペースがある機構なのかわからないが、先生はグイグイくる。我慢できないほどではないが、ちょいちょい痛い。肩甲骨の動きをよくするために、固くなった筋肉を剥がしているらしい。「剥がす」という言葉が若干怖いが、動きはまさしく、”剥ぎ取る”、”引っぺがす”みたいな感じで肩甲骨を掴んでぐいーんと引っ張っている。天使だったら完璧に根元から羽根がもぎ取られている。

 

反対側の肩甲骨も同じくグイグイやって今日の体験レッスンは終了。先生はグイグイやったのと、私は痛いのに耐えたので、二人ともじんわり額に汗をかいている。

 

「初めてやってみてどうでしたかー?」ときかれたので、「正直まだ今の瞬間はわからないですねー。しばらくしたら肩が軽くなるのかもしれませんね。」と率直な感想を伝える。そして、そもそもの目的であるダイエットに効果があるのか聞いてみると、「ストレッチで伸びることで体の血液の循環が良くなって体が柔らかくなって代謝もあがり、汗がかきやすい身体になるので、効果はだんだん出てくると思いますよ」と言われる。本当は即効性があるのかどうかを聞きたかったが、それを聞くと回数券だの集中ダイエットプログラムだのを勧められる予感がしたのでやめておく。

 

その他のいろいろなプログラムやお得なレッスンセット料金の売り込みを義務的に聞くだけ聞いて今日は入会もチケットも買わず帰る。まだ他にもいろいろ見て検討しよう。とりあえず勧めてくれた後輩に今日のフィードバックをLINEで報告する。

 

帰宅すると、ちょうどほぼ同じタイミングで旦那さんも帰ってきた。「今からご飯つくるよ」というと、すぐには食べれないとわかったからか「今日は外に食べに行こうか」と言われ近所のカレー屋さんにカレーを食べに行く。

 

いかん、外食が続いている。 

Day21 : 青山へ

Day21。

 

今日は朝から自動車学校に行き午前中は結局乗車できなかったので、お昼まで休憩ラウンジにあるパソコンで学科試験の過去問題を解いてお勉強。

 

休憩ラウンジを抜けたところに喫煙場所のある屋上へ出られる階段があり、生徒や先生がスモーキングに向かう。私が過去問題集をカチカチやっていると、ふと後ろから声をかけられる。

 

「そういえば、実技のNo.11クリアできた?」

 

振り返ると、Day15でお世話になったスネ夫顔の中年先生だった。1回しか乗車で会っていないのに私のことを覚えていてくれたらしい。しかも教習項目「No.11の狭路走行」まで。相当私のポンコツぶりが印象に残っていたのか、それとも教官の先生たちの間では前代未聞のダメダメ生徒がいると話題になっているのかのどちらかだと予想する。

 

私:「はい、無事になんとかクリアできました。」

スネ夫先生:「1回で?」

私:「あれから2回かかりました。狭路走行以前に色々と問題がありまして。」

スネ夫先生:「そうかそうか。まあ簡単なものじゃないからね。ひとつひとつ落ち着いてがんばって。」

 

と励ましの言葉をいただく。ありがたいじゃないか。

 

お昼には家に戻りランチに昨夜の鳥南蛮そばの出汁の残りに卵を投入して親子丼を作る。余りものでパパッとリメイクごはんなんて、こんなママブロガーみたいな芸当ができる日がくるとは。感動して母親に親子丼の写メを送る。返信は「玉ねぎ入れないとしょっぱい」だった。なるほどね。

 

午後イチでキャンセル待ちの乗車権が回ってきた。今日の教官の先生は、ちびまる子ちゃんに出てくる藤木君にそっくりな寡黙な感じの先生。基礎的な運転技術の習得は前回までで今日からは法規に沿った運転を学びます、とのこと。実際に外の路上に出た時にすべてのドライバーが共通の常識として守っているルールに則って運転することをめざす。

 

まずは障害物を避けるために進行通行帯をはみ出て走行する場合の手順の練習。進行方向の道路の左手に飛び出して置いてある3つのポールをちょい、と右に避けて進む、というもの。その際にちゃんと前後左右を確認してウィンカーを出して進んでくださいね、というのが主旨なのだが、その時にちゃんとした手順で周りの確認、ウィンカー出しをしているのかが、検定試験のチェックポイントらしい。

 

1)ルームミラーで後方を確認

2)右方向にウインカーを出す

3)サイドミラーで後ろを確認

4)振り返って目視で確認

5)ハンドルを右に切って障害物をよける

6)ハンドルをまっすぐに戻す

7)ルームミラーで後方を確認

8)左ウィンカーを出す

9)サイドミラーで後方を確認

10)振り返って目視で確認

11)左にハンドルを切って元の通行帯に戻る

 

ほんの3つのポールを避けるのにこれだけ意識してやらなきゃいけないのか、しかも順序どおりに。かえって事故りそう。どうしてもこのほんの15mくらいの間に上の順序で全部チェック&操作をするのが難しい。目的は安全に避けることなんだけど、正しい手順に意識がとられてしまう。3回目くらいでなんとかクリア。

 

次は右折の手順。

1)右折の30m手前でルームミラーで後方を確認

2)右ウィンカーを出す

3)車線の右に寄せながらスピードを落とす

4)右折の進入地点に近づいたらまたルームミラーで後方確認

5)サイドミラーで後方を確認

6)振り返って目視で後方を確認

7)ゆっくり右折進入

 

順番をきちんと守らないといけない方に意識が持っていかれてしまい、あたふたする。これもなんとか3回くらいでクリア。クリアといってもただ右に曲がっているだけだ。

 

今日はこの2点を実践しながらぐるぐるコースを回って終了。今日は気温が25度くらいまで上がって真夏みたいな日差しで、せっかく真夏に日やけをしないように日の当たらない道を歩いて乗り切ったのに、ここに来て腕やら首やらが日差しで真っ赤になってしまった。なんてこった。

 

午後にはまた集中して休憩ラウンジのパソコンで過去問のお勉強。途中から中国人らしい女性がうしろから「コレハ、ドウヤリマスカ?」聞いてきたので、使い方を教えてあげて、PCを譲ってあげる。中国語ver.も選ぶタブがあったので教えてあげた。

 

受付で呼ばれる名前を聞いていると、私の通う自動車学校はずいぶん外国人の生徒さんが多い。自国語じゃない言葉で試験受けるなんて心から尊敬する。しかも学科の問題はけっこう言葉じり表現でトリッキーなやつとか多いよ。みんながんばって勉強してるんだ、えらいな。

 

PCを譲ったところで今日は帰宅。夜は友達と出かける。

 

夜は青山のEN Cashetteへ。以前に友人の結婚式の2次会で行った素敵なお店。

f:id:threemonthschallange:20161027213109j:plain

 

友人とは2ヶ月ぶりの再会。会うなり開口一番「顔、丸くなった?」と言われる。いきなり痛いところを突いてくる。やっぱり少し時間が空いて会うと気付くらしい。広告代理店で働く友人は年がら年中忙しい。最近はタクシー駆けつけが多い。 

 

どうして彼女はいつもスリムな体型を保っているのか聞くと、「私はいつもストレスmaxでイライラしてるから、それでちょこちょこカロリー消費して太らないでいられるのかも。だから早く仕事始めればまたすぐ痩せるんじゃない?」と言われる。

 

ストレスで痩せるんだったら、私はストレスがなくて太ったままでも構わない。精神をすり減らして痩せるのは健康的ではないからね。それで痩せてる友人は人生かなり色々な面で攻めている。いつかプツッと切れてしまわないかちょっと心配になる。

 

料理は前菜→魚料理→肉料理→パスタ→デザートとどれも美味しかった。料理が運ばれてくると写真を撮る間も無くすべて完食。2人とも女子力が欠如している。

 

帰りは青山から原宿までフラフラお散歩がてらおしゃべりしながら歩く。夜遅い表参道は夜のイルミネーションを並木に巻きつけて点灯チェックが行われている。ラフォーレ前ではドラマか何かの撮影を都バスっぽいバス車両を丸々1台使って行っていた。

 

楽しい夜だった。